出来心で始めた

私の夫はとても優しい人で、付き合っている頃はもちろん、結婚してからも一度も怒ったことのない人でした。
私のことを愛してくれているのは判っていたし、失敗してどうしようもなったときも最後まで私の味方でいてくれるような人でした。

そんな夫が、一度だけ私にひどい暴力を振るったことがあります。

それは、私が、出来心で始めた不倫を告白したときです。

きっかけは判りませんが、私はある日突然、その人にほれたのです。
そしてずるずると不倫を続けてしまいました。
ただ、自分でも終わらせたくて、夫なら怒らず聞いてくれるかもと思い、告白したのです。
「実は不倫を……」と。

「不倫をしています」とも「不倫をしてたらどうする」とも言わせないまま、一気に状況を理解した彼は、間髪入れずにものすごい顔で私を殴ってくるし、思い切り蹴ってくるし、たんすに向かって突き飛ばすし。
私はというと、あんなに優しい人がと驚くのと、痛いのや怖いのがごちゃまぜになって、子供みたいに泣き喚きましたが、どう考えたって悪いのは私なのです。

それに、そのとき夫が言った「娘が知ったらどう思う」って言葉が胸に突き刺さって……。

温厚な夫が見せた暴力と、娘のことを考えると、もう二度と不倫はできないし、しないと思います。

普段怒らない人が怒ると本当に怖いんだと、しみじみ知りました。

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2011年11月28日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:体験談

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